近年、企業を取り巻く環境変化はめざましいものがあります。過去には考える必要も無かった、企業倫理や、人材観、技術哲学、利益還元、などいわゆる、企業の社会的な責任・社会貢献が業種や規模を超えて注視されています。大企業は当然のこととして、成長発展途上の企業にはそれらが「武器」としてあらゆる有利性を確保しています。
あらゆる企業活動には「担当者」が必要です。生産現場や進んだ設備などでは一見するとシステムが自動的に経済価値を産み出しているようにみえますが、その裏側には必ず担当者が存在します。その担当者が能力的に劣っていたり、性格的に向かなかったり、やる気がなかったり、同僚との折り合いが悪かったりしたらどうなるのか?例え方針や戦略が正しくとも、いくら資金をつぎ込んでも、良い結果は期待できません。いやそれどころではなく、その担当者の言動で会社を危うくする事さえあります。
欧米や日本の持続的成長をしている企業は、早くから「使い捨て人材マネジメント」から「既存人材の育成と外部の人材活用」をマネジメントに取り入れ健全な成長を果たしています。つまり、人材の育成に力を入れている会社は、既存の能力を利用しようとするだけの会社よりはるかに有利であることを当然のこととして早くから認識しています。
経営トップはもちろんのこと、あらゆる階層で学習する組織が今日強く求められています。
しかし、首都圏などの人口集中・企業集中地区に比べて、当地三重県ではその学ぶ機会が少なく、企業経営者及び社会人教育に於いて地域格差があることは否めません。
そこで私たちは「経営フォーラム三重」を設立し、その活動を通じて三重県内の企業・団体の健全で規律ある成長に貢献・寄与したいと考えております。
経営フォーラム三重
理事長 東海友和